独身サンキュロットの生活日記(電験受験と自炊を頑張るブログ)

独身会社員が電験受験のために勉強したり、日々の自炊を綴るブログ。

【電験2種】過去問H-23 2次【解いてみた】

こんばんは。今日は電験2種の、平成23年度の2次の問題を解きました。昨日1次を解いて難しさを知ったわけですが今回は別の意味で難易度の高さを知りました。

 

まず難易度ですが1次同様に見たことないような問題が出てくるため異常に難しいです。主に電力でですが。この問題が非常に曲者で回答を読んでも意味が分からず、ネットで調べまくっても回答に納得できないというレベルです。

 

正直国家資格の問題でこのレベルの問題を出した上に回答が良くわからないとか受験者に失礼だと思います。この年度に関しては試験をやり直しても文句は言えないレベルだと思います。

 

なぜこんなにも憤っているのかというのも理由が二つあります。

 

一つは回答に問題文中に定義された変数が回答において違う変数の数値を用いて記載されていること。

 

もう一つは回答根拠の数値の扱いが不明確でそもそも定義が不明なためですね。

 

問題を見なければ何を言っているのかわからないと思いますので概要だけ説明しますが、最初の理由については計算後の式に代入している数値が定義されている数値と異なるということです。本来であれば何らかの変換式をもって代入前に計算が行われるはずなのにそれが無いまま代入がされています。しかもこの変数は百分率をもって定義されている数値なので少なくとも0.01倍はされないとおかしいはずです。

 

もう一つの理由として、損失係数なるものの扱いなのですがこの定義が不明です。もしかしたら業界的には普通なのかもしれませんが自分は参考書では見たことがありません。故にいろいろと調べましたが定義式が見当たりません。唯一それらしきものは送電の電流値の2乗について、最大値と平均値の比を取るとありました。すると問題が生じます。問題文中で電流は定義されておらず電力のみが与えられています。回答ではこの電力の数値を2乗していますが電力は電流の2乗値であらわされることを考えると単純に2乗すればいいというのは不適当です。よって回答の数値については論理が不明瞭です。

 

以上の理由から平成23年度の問題、特に電力については不信感がとても強いです。正直言って1次の難易度と合わせても受験者に対する嫌がらせとしか思えません。機械の方はまともというか非常に綺麗な典型問題が多いためよりはっきりと電力の異常さがわかりますね。

 

 

そんなわけで今日は平成23年電験2種の2次を解きました。少なくとも電力は復習しませんね。無意味です。