【電験】機械・制御一周目終了と科目の印象
こんばんは。昨晩ある程度終わりの道筋が見えてから今日でようやく機械の参考書を1周できました。終えてみると制御分野とパワエレ部分の楽さがわかります。だってラプラス変換と積分ばっかりですしね。そこに比べて発電機のやることの多いこと多いこと、びっくりします。
3種でもう少ししっかり勉強してたらこの辺も楽だったのでしょうか、それとも3種より要求される知識は多いものなのでしょうか。今となってはよくわからなくなりましたがとにかく終えられたことが嬉しいのであまり考えないようにします。
これまでに2種の理論、電力、機械と勉強してきたわけなのですが、それぞれの印象について書いてみます。法規はメインが知識と暗記の科目なので別枠ですね。もし読まれた方の勉強に役立てば幸いです。
まず理論についてです。
要求される知識、計算がかなりレベルアップする形ですね。特に電源とある位置での電位の位相差を計算する問題などでは複素数がわかってないとそのまま詰みです。とはいえこの辺は3種の電力がわかってるならそのまま行けるのではと思います。知識だけで合格したら多分無理ですけど。
あとはやはり理論ということで定義に微積分が多くなります。物理なので当たり前ではありますがこの辺に苦手意識があるともう無理だと思います。定義に従って計算せよという問題は主に理論ではなく機械で見ましたが、積分ができないと解けなかったりするのでこの辺は大事になりますね。
次に電力です。
理論同様に複素数計算のオンパレードです。それに加えて三相のベクトル図がめちゃめちゃでます。なので理論はまずある程度できる前提でしっかりと三相を理解してることが要求されます。それさえできていれば基本の考え方に難しいところはないかと。
ただし、厄介なのは負荷の分布とかですね。もろに積分の話なので計算ができないと先に進めなくなります。
最後に機械ですね。
理論の部分でも書きましたが定義に従い計算せよという問題があります。特に制御ではラプラス変換がメインの計算になるため、この計算が理解できているかということを試すのにはうってつけの問題です。積分で定義されるためある程度の計算ができれば問題ないのですが積分がそもそも苦手となると解けない問題になってしまいます。
加えて発電機も制御もそうですが回路が出てくるため確実に複素数の計算が来ます。理論での問題程煩雑ではないはずですがそれでも厄介ではあります。
最後に機械では理論、電力以上に知識の要求が大きいです。特に発電機は3つもあるうえに特性が異なるため、非常に面倒です。その場で計算か導出しても良いとは思いますが、覚えてしまった方が速いですね。暗記も面倒ではありますが、事故を減らすという意味で。
全体をまとめてみると計算の為の能力の要求がかなり高いという印象ですね。とはいえ難しくても所詮は計算であって本気の数学ではないのでそこまで難しくはないはずです。
そんなわけで機械の1週目終了と各科目の印象でした。